6. Gnoble入塾テスト②

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九九が言えないよー
これで中学受験とかちゃんちゃらおかしいよ。
ということで、まずはお風呂で特訓です。ろくろくさんじゅうろくーろくしちしじゅうにー

さすがに10日間くらいの特訓でなんとか間違えないで言えるようにはなってきました。
最後の方まで、しちろくしじうゅご、とか言っていましたが….
まあでもさ、小学3年生って本当はこんなもんだよね。こんな男が3年後に受験なんてできるんだろうかね。

さて、九九が言えるのは最低限の話。もちろんそれだけでGnobleには入れません。

私は
「息子よ、本当にGnobleってところ、入りたいのか?」
と、膝を詰めて聞いてみました。息子は、膝を詰められたのはこれが初めてかもしれません。

息子は「入りたい…..」と伏し目がちに答えます。

「パパが知っている限り、勉強はかなり大変だよ。遊ぶ時間は少なくなるよ。大丈夫?」

と聞いても「入りたい」と言うだけ。理由を聞いてもはっきりとした答えは返ってきません。

ほんとなのかなあ。どうも親の意向を汲み取って言っているように思えます。
しかし親父のわたしは一応「中学受験反対派」を標榜していますし、息子も母親の意向だけを汲み取るような単純な男でもない。

きっと、周りの環境の多くが、自然と彼を塾に通う方向へと後押ししているのでしょう。

両親ともに大学受験まで(私はその後も)結構勉強をがんばった人生で、そういった経験は折に触れて話しているし、周りの友達も既に塾に通っている子が多く、通っていない子とも塾の話はしている模様。水泳教室やサッカークラブに所属していたけれど、そんなに運動が大好きなわけではないようで、3年生で辞めてしまっている。ゲームはマインクラフト以外は基本的に禁止しているのであまりやることがあるわけではない。読書が好きだし、学校の授業もそんなに嫌いではなさそう。特に理科には興味がある模様。親が見る限り、割りとオタク気質。

以上の状況を小学3年生なりに見回して、なんとなく「あー俺、こりゃ塾行く運命だわ….」と思ったのかな、と、親としては判断しました。運命には逆らえないわな。

「よし、じゃあ入塾テスト合格するためにがんばるか!」
「うん!」

この時点で完全に中学受験の扉を開けて玄関に足を踏み込んだ状況となりました。

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