仕事柄、経営者とよく飲む。
ご一緒するのは大企業経営者ではなく、ほとんどがベンチャーや中小企業の社長・役員。
社長と飲むのは楽しい。特にオーナー社長との飲みは格別。
別に勉強になるとかではなく、もてなしが一流で、そして必ず鉄板話を持ってる。そして2軒目は大概素敵な女性がいる店に行くことになる。
でも、途中で気づいた。こいつら全員、だいたい同じ話しかしてねえじゃんyoって!
数多の経営者飲みの記憶を呼び覚まし、頭の中で分析をしていくと、話は以下の4分類につきると思われる。
①経営論
②人の噂話
③女性問題
④ゴルフ・車
以上
そして①②で90%という感覚。
まあ、①~④で充分ともいえるけどさ…..
愚痴ばっかりたれる人に比べたら100倍いいとも言えるけどさ…
でも人と話すって、そういうもんだっけ?
好きな本、映画、漫画とかの話は?宗教は?政治は?哲学は?
寂しさを感じるときの話とか、親との関係とかは?
いやむしろどうしょもない愚痴も聞きたいyo!
ほんとは、もっと社長個人に入り込みたい。でも社長飲みは洗練されていて、するりと入り込む余地が少ない。それはおそらく、彼らが防衛しているからだ。仕事の話以外で俺の中に入ってくるなよ、と。きっとそうだ。だから、社長と飲むのはなんだか寂しい。そしてきっと社長も寂しいんだ。
というわけで、私は経営者の深淵を覗き込もうと決意したのであります。